CB501
従来の自己免疫疾患治療薬が持つ副作用を改善し、免疫システムを正常にしてくれる新規治療薬です。
自己免疫疾患は、外部からの侵入者(細菌、ウイルスなど)から自らの体を守ってくれる免疫細胞が自分の体を攻撃する病気で、免疫システムが壊れると起こります。甲状腺、膵臓、副腎、赤血球、皮膚、筋肉、関節などで症状が現れ、免疫細胞が体のどの部位を攻撃するかによってさまざまな病気の症状が現れます。代表的な自己免疫疾患としては、慢性関節リウマチや全身性エリテマトーデス、消火器糖尿病、アトピー性皮膚炎、自己免疫性脳脊髄炎、喘息およびクローン病などがあります。自己免疫疾患の種類は様々ですが、自己免疫疾患の原因は炎症性サイトカインや炎症性細胞に起因するため、似たような病理現象が表れます。したがって、自己免疫疾患に作用する治療薬を1つ見つけることができれば、それに関連する他の自己免疫疾患にも効果がある可能性が高いので、適応症拡大の可能性が高く、売上を伸ばす機会がそれだけ大きな治療薬分野です。
自己免疫疾患は、世界中で5人に1人という高い頻度で発生しており、これらの発症確率は持続的に増加すると予測されています。ヨーロッパと北米の場合、全体人口の5%がこの疾患を患っており、20代から50代を中心に発症します。しかし現在では、多くの患者が自己免疫療法のために大量のステロイドを投与したり、血漿交換療法と静脈免疫治療を一般的に行っており、自己免疫疾患を完治できるか副作用のない新しい治療法と治療薬がない状況です
自己免疫疾患治療薬市場は、2016年の451億ドルから2021年には900億ドルにまで拡大すると予想されており、市場は継続的に増加しています。また、世界的に生物学的製剤の使用が増加し、2021年には三番目に大きい市場を形成するといわれています。
現在は、ほぼ適切な治療薬がない自己抗体を介した自己免疫疾患が多数ですが、免疫抑制のために大量のステロイドを投与したり血漿交換療法と静脈免疫グロブリン療法が一般的に行われており、この治療技術レベルは症状を緩和させたり進行を遅らせる程度で、概して経験的な効果に依存するアプローチ方法で、発症原因を取り除く根本治療技術がないのが実情です。自己免疫疾患がひどい場合は、免疫抑制剤を投与して免疫機能を弱める方法が選ばれることもありますが、このような治療技術は健康な大人なら防げる細菌なども防御する免疫性も抑制され、感染性疾患には致命的な結果をもたらす副作用があるため、長期使用はできません。したがって、従来の治療法には不十分な薬効と副作用、高い治療費負担という限界があります。
故に、代表的な慢性疾患ではありますが明確に完治できる治療薬がなく、新しい治療法の必要性が高まっており、治療効果が高いため費用削減できる新しい治療薬としての自己免疫疾患治療薬の開発のニーズが高まっています。セントリックスバイオは人々の生活の質向上のために、従来の自己免疫疾患治療薬が持つ副作用を無くし、免疫システムを正常にしてくれる画期的な自己免疫疾患治療薬CB501を開発中です。CB501の開発を通じて、人々の健康と幸せな生活に貢献してまいります。