CB304
独自のがん診断マーカーを利用して、患者を考慮したオーダーメイド治療の新しいパラダイムを提示します。
CB304は、新たながん診断マーカーを利用してがん診断キットを開発するプロジェクトです。 CB304はセントリックスバイオが独自に発見した新しいがん診断マーカーで、がん細胞で発現され血液中に存在します。 CB304プロジェクトは、血液内のCB304を測定する迅速診断キットであり、ELISA診断キットを開発するプロジェクトです。
ELISA診断キットと定量迅速診断キットを開発し、血液中のCB304の濃度を測定してがんを判別します。診断キットの感度と特異度がそれぞれ95％以上になるキットを開発して、がん検査の新しい標準となる診断キットを開発しています。血液中のCB304を定量測定を通じて抗がん剤の適量を患者に投入するので、抗がん治療薬の副作用効果を減らすことができます。また、診断キットの場合、検査して20分以内にがん診断の結果を簡単に確認することができる利点があります。
CB304の研究開発については、大きく3つに分けられます。最初に、国内外の病院や研究機関の協力を通じて標準物質と臨床検体（陽性、陰性）を収集する段階です。その次に、高感度診断キットの開発に適した組み換えタンパク質とモノクローナル抗体を開発してマーカーの適合を最適化し、診断キットの試薬組成を最適化して診断キットを開発する段階です。三番目は、診断キットの試作品を製作して、標準物質と臨床検体を用いて分析的・臨床的性能評価を行う段階です
CB304診断キットの商業化を通じて、人々にがんの早期診断ができる機会をより多く提供することができます。また医療関係者（医師、看護師）においては、CB304を測定してがんを診断し、CB304の測定値をモニタリングして患者に治療薬の適量を投与し、病気の完治の有無を決定づける1つの方法になりえます。当社で開発しているがん診断キットは、従来の治療中心の医療システムから患者を考慮したオーダーメイド医療と予後を中心とした医療システムに転換する新概念のパラダイムシフトをもたらす可能性があります。また、様々な病気の予防診断や治療中の予後診断を通じて病気の予防と治療の信頼性を向上させることで、人々の健やかな生活と質の向上に寄与し、バイオ産業の国家競争力を強化できると期待しています。
診断キット開発模式図
